電子線照射について
動画でご紹介します
電子線の４つの効果
電子線を利用する事で素材に様々な効果を起こす事が出来ます。
主に「架橋」、「グラフト重合」、「硬化」、「殺菌・滅菌 」の4つがあり
身の回りの様々な分野で利用されています。
各効果について、
動画でご紹介します。
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01
架橋
EBにより結合が切れた分子間に橋かけが起こり、三次元
網目構造となることで耐熱性、強度などが向上します。
【メリット】
耐熱性の向上、流動性の制御 (加工性・品質向上)、形状記憶効果 (熱収縮性能向上)、強度向上
【利用分野、適用製品】
電線被覆、タイヤ、発泡シート、熱収縮チューブ、熱収縮フィルム、耐熱プラスチック、耐熱テープ、温水バルブ、吹き付け和紙、ハイドロゲル、炭化ケイ素繊維、繊維強化プラスチック -
02
グラフト重合
EBにより基材となる高分子に活性種(ラジカル)を作り、
別の分子を結合することで新機能を付加できます。
【メリット】
親水性・撥水性の付加、吸湿発熱性の付加、イオン吸着性の付加
【利用分野、適用製品】
機能性衣類、電池用セパレーター、吸着材、イオン交換膜 -
03
硬化
EBにより分子量の小さなモノマーなどを瞬時に重合します。インキ、コーティング、接着剤などの硬化に利用されています。
【メリット】
瞬時硬化、耐擦傷性の向上、耐汚染性の向上、耐候性の向上
【利用分野、適用製品】
印刷、粘接着剤、感熱紙、転写フィルム、屋外パネル、床材、化粧板、剥離紙、防汚フィルム、防曇フィルム -
04
殺菌・滅菌
電子線が直接・間接的に作用し、細胞にダメージを
与える事で殺菌・滅菌を行うことが出来ます。
【メリット】
医療機器の滅菌、検査機器の滅菌、容器・包装の殺菌
【利用分野、適用製品】
ガーゼ、注射筒、手術用手袋、真空採血管、輸血パック、スポイト、シャーレ、点眼容器、投薬瓶、化粧品
電子線照射をご検討中のお客様のために資料をご用意しております。
電子線が材料に与える影響とその工業利用について総合的な内容を紹介
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