発泡シートの気泡制御

電子線架橋

化学架橋

各架橋法における発泡イメージ

発泡シートの製造工程例

高品質な発泡シートの製造を実現

発泡シートはベースとなる樹脂に発泡剤を混練し、押出機によってシート状に押し出された後に、架橋・発泡工程を
経て製造されます。
一般的な化学架橋の場合、熱を加えて架橋を行うため発泡剤の分解が始まり、架橋と同時に発泡も行われます。
そのため気泡のコントロールが困難であるという課題があります。
一方、電子線架橋の場合、架橋時の温度上昇が低いため、架橋と発泡を別々の工程で行うことができ、気泡のコントロールが容易となります。
架橋度によって気泡サイズをコントロールできるため、表面は架橋度を上げることで細かい独立気泡で高い平滑性を、内面は架橋度を下げることで大きめの気泡で高い衝撃吸収性を発現する高品質な発泡シートを製造することができ、
自動車の内装材や断熱材等に利用されています。

その他の利用分野